会社を辞めるべき人・辞めない方がいい人|役員が考える転職の判断基準

この記事は、複数の上場企業で役員を務め、企業経営と採用・人事評価に携わってきた筆者が、役員の本音を交えながら解説します。

会社を辞めること自体が正解・不正解ではない

転職がまだ一般的ではなかった20~30年前、会社を辞めることは一大事でした(私は8社変わっていますが、最初の転職の25年前、珍しいことをする奴だと思われていました)。自分を中心に考えた場合、会社自体は自分自身を成長させる単なる道具に過ぎません(会社にいる間は、会社を通じて世の中を含め色々なことに貢献する、給料以上に期待に応えることを、常識的にやることが好手であることは説明するまでもありません)。

会社を辞める、辞めないは、単なる手段です。まず自分自身がどのような将来像を持っているか、そのことに対して目標に至るためのプロセスをどのように設計するか、が中心になります。

そこが明確であれば、そのことに照らし合わせ、次のステップに進むべきだと考えれば、次のステップを探して納得できれば今の会社を辞める、ということになると思います。

前向きにステージを変えて行く操作の中で転職が必然的に訪れる流れが、自分自身のコントロール感と共に外部から受けるストレスも減らすことが出来ます。この流れに乗って自分自身の将来像にアプローチすることが望ましいことは言うまでもありません。

そうは言ってもネガティブな理由で辞めたい場合


結論から言うとアリです。

自分が潰れたり、能力を発揮できない状態が継続することは良い状態とは言えません。より良い環境を求めることが得策です。
しかし、注意することがあります。会社を変わってもまた同じような状況に陥り、同じようなネガティブな理由で辞めたくなる。具体的には人間関係の行き詰まりや、自分のやりたい仕事が出来ると思ったのに、違う担当に回される等、思い通りに行かない。そのようなことかと思いますが、この場合、自分自身の仕事のパフォーマンスや組織に対するアプローチに問題がある可能性が高いです。

コピーしたように同じ問題が持ち上がる場合は、ひたすら逃げ続ける方法もありますが、確実に給与やポジションは漸減していきます。このような場合は必ず現れる問題を解決する必要があります。会社の仕組みを使う(異動や仕事内容の変更等)、知識を入れて(本でもyoutubeでもなんでも構いません(本がお勧めです))トライアンドエラーを繰り返す。今までとは異なる方法を試す、人に相談する、AIに相談する等、問題と対決することが後々功を奏します。

このような問題に対するジタバタが大きな飛躍を生む場合がほとんどです。

何気に多い人間関係の問題について

仕事が出来ると言われている人は、人間関係にも上手く対処する傾向にあります。

ひとつの例:一部上場企業の基幹子会社の代表取締役社長を担っていた時の風景
【人間関係を上手く扱い良好に保つ人と、人間関係が上手く行かなくなる人の相違点(二人の登場人物がいます。どちらも仕事は出来ます)】
『ケース内容:社長が指示を出したが、指示を出した領域の今現在の現場の状況把握が今一つで指示が適切ではないことが、現場に指示をおろした際に分かった』

Aさん:社長よく分かってなかったなと認識、社長が指示をした目的は分かっていたので、目的に沿って指示をアレンジして出し直す。⇒社長には、このようなことでした、目的は分かっておりましたので少し指示を変えましたが上手く行くと思いますと報告する。⇒社長は、それはすまなかった、調整有難う、ということですんなりと完了する。

Bさん:社長よく分かってなかったなと認識、社長の指示が間違っていると社長のもとに取って返す。⇒社長にあなたの指示は間違っている。実際はこうなっているので、指示をもう一度出し直せと言う。⇒社長が指示を出し直すが、こんなことでは困る、もっと現場をきちんと把握してくれ、このようなやり取りは時間の無駄だと言って、再度現場に戻る。

Bさんが言っていることは、仰る通り、しかし、Bさんが社長だけではなく、その他の人にも同様のアプローチをとり続けると人間関係は上手く行かなくなります。言っていることが正しい事と、組織が上手く行くことはイコールではありません。

上記の例から分かるように仕事ができる人材は、従順ではありません。しかし、摩擦を起こさず組織内が上手く行くように行動します

余談ですが、上記の例と関連して、素直が美徳と言うような言い回しをして従わせようとする上司もいると思います、その時に素直≒従順というような表現がされる場合が多いと思います。
実は上手く行く考え方は、素直≒欲・向上心になります。自分の分からないことは自分自身の利益になる可能性があるので、ちょっとやってみるかの姿勢です。当然利益にならなければ直ぐやめます(従順はやめましょう上手く行きません、自分の利益・周りの利益のために行動しましょう(表面だけ取り繕ってください))。

まとめ

会社自体は自分自身を成長させる単なる道具会社を辞める、辞めないは、単なる手段逃げはアリ
どのような将来像を持っているか、そのことに対して目標に至るためのプロセスをどのように設計するか、が中心

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【御参考】
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