
この記事は、複数の上場企業で役員を務め、企業経営と採用・人事評価に携わってきた筆者が、役員の本音を交えながら解説します。
転職エージェントは使うべきか
結論から言うと、どんどん使ってください。
メリットは、いくつかあります。代表的な3点を以下に挙げます。
【情報量の圧倒的な差】
自分で調べて一つずつアプローチを行うことを考えると、機会(情報)の保有量と質の部分で圧倒的にエージェントの使用が有利です。ピンポイントで狙っている企業がある場合は、ピンポイントで行きましょう。機会を幅広く取りたい場合は、確実にエージェントの活用を行うべきです。自分が知らなかった機会に出会える可能性も高まります。
【マッチングの仕組みの適切さ(正確さ)】
過去の実績や日々のフィードバックにより、エージェントのマッチングの精度は日々上がり続けています。自分が知らなかった、しかし、より良い機会、が眠っている可能性もあります。エージェントを使えばマッチングにかかる可能性が高いと思われます。現在はさらにAIの導入等により飛躍的に高い精度で最適な案件を持ってくることが出来る世の中が実現しつつあります。
【自分自身のキャリアや強みの整理整頓】
候補者の履歴書や要望の聞き取り等を通して、エージェントがあなたの魅力を引き出してくれます。履歴書の書き直し等を依頼されることもあるかと思いますが、面倒でもエージェントとの議論と書き直しは行いましょう。自分自身をブラッシュアップできるまたとない機会です。自分だけで転職活動を進める場合は、この客観的な視点でのアドバイスや技術指導、及び最新の鮮度の案件の提供が中々難しいのではないかと思います。
転職エージェントの良い(上手い)使い方
『自分自身の転職の目的や今後のキャリア構築のストーリーを明確に伝える。』、何よりこれを最初にしっかり行うことが最も重要です。すべてがあなたの方針に沿って動きます。この部分が不明確だと不本意な方向に漂流が始まります。
また、紹介される案件やアドバイスがズレている、と感じた場合はいちいち言いましょう。このやり取りにより、精度が上がりより良い結果がグッと近づきます。自分自身の方針に沿ってエージェントを使い尽くすアプローチが功を奏します。エージェントもウェルカムです。
転職エージェントを使う際に注意すべきこと
前提として、考えておくべきことは、彼らもビジネスとしてこの生業を行っているということです。
評価等(ノルマ等)がかかわる場合は、あまり詰められていない案件を(ある時は沢山)紹介してくる。ということがあります。このような場合は、察知してあなた自身がこの流れに巻き込まれないようにしましょう。違う場合は違うと明確に言って軌道修正しましょう。
エージェントには長期在庫案件があります。企業側の要求が、あれもこれもこれも全て出来て、しかも給与はこれくらいで(高くない)、というある意味無茶なものがあります。当然、長期滞留を起こします。それを、この人ならいけるかもとぶつけてくることがあります。そのような雰囲気を察知した場合は、方向が違いますとはっきりと述べましょう。
エージェントによっては、活動が長引くと興味を無くす場合があります(基本的には決まるので、決まるまで精度を上げ続けるエージェントも多いです)。そのような兆候が見えた場合は、そのエージェントは見限って違うエージェントを探しましょう。担当にもよるので担当を変えれば済む問題でもあると思いますが、さすがにあなたダメなので変わってくださいとは言いづらいかと思います。
エージェントによって特色もありますので、本気で転職に向かっている場合は、最低でも2~3のエージェントに登録して並行して進めてください。エージェントのいいとこ取りが出来ますし、他のエージェントはこのようなサービスがありますよ、とエージェントに対してフィードバックも出来ます。エージェント側も耳が痛いかもしれませんが、有難いはずです。
まとめ
転職エージェントは、上手く使えば、あなたのために大変有効に働いてくれます。是非、転職エージェントを使って、活動にレバレッジをかけてください。
【御参考】
👉 第二新卒エージェントeno:学歴・職歴に不安がある20代で、正社員を目指したい人向け
👉 Mivoo: 社会人経験が浅く、未経験から転職したい20代向け